山陰中央新報にcocoeの 育児ノートが記事として掲載されました!

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cocoe 育児ノートの発売開始から早くも1ヶ月が過ぎました。

 

少しずつ手にとってくださる方がいらっしゃり、

1つずつ丁寧に心を込めてお手紙と一緒に発送させていただいております。

本当にありがとうございます。

↑ココラボメンバー画伯のイラストが当選した方はラッキーです!笑

 

先日は地元の新聞にも大きく取り上げて頂き、

たくさんの嬉しいお声をいただきました。

 

 

その度に、支えてくださる方へのご恩返しも忘れちゃいかんな〜

と思うのでした。

 

 

 

突然ですが、「オランダへようこそ」という詩を知っていますか?

障がいのある子を育てる“ということについて書かれたものです。

以下本文を掲載します。

 

オランダへようこそ

作:エミリー・パール・キングスリー 訳:佐橋 由利衣

(引用元:https://www.jdss.or.jp/tane2017/JDS2019-tane_page28_29_protected.pdf

 

私はよく「障がいのある子を育てるのってどんな感じ?」と、

聞かれることがあります。 そんな時私は、障がい児を育てるという

ユニークな経験をしたことがない人でも、

それがどんな感じかわかるようにこんな話をします。

 

赤ちゃんの誕生を待つまでの間は、

まるで、素敵な旅行の計画を立てるみたい。

例えば、旅先はイタリア。山ほどガイドブックを買いこみ、

楽しい計画を立てる。コロシアム、ミケランジェロのダビデ像、

ベニスのゴンドラ。簡単なイタリア語も覚えるかもしれない。

とてもワクワクします。

 

そして、何カ月も待ち望んだその日がついにやってきます。

荷物を詰め込んで、いよいよ出発。

数時間後、あなたを乗せた飛行機が着陸。

そして、客室乗務員がやってきて、こう言うのです。

「オランダへようこそ!」

「オランダ!?」

「オランダってどういうこと?? 私は、イタリア行の手続きをし、

イタリアにいるはずなのに。ずっと、イタリアに行くことが夢だったのに」

 

でも、飛行計画は変更になり、飛行機はオランダに着陸したのです。

あなたは、ここにいなくてはなりません。

ここで大切なことは、飢えや病気だらけの、

こわくてよごれた嫌な場所に連れてこられたわけではないということ。

ただ、ちょっと「違う場所」だっただけ。

 

だから、あなたは新しいガイドブックを買いに行かなくちゃ。

それから、今まで知らなかった新しいことばを覚えないとね。

そうすればきっと、これまで会ったことのない人たちとの

新しい出会いがあるはず。

ただ、ちょっと「違う場所」だっただけ。

イタリアよりもゆったりとした時間が流れ、

イタリアのような華やかさはないかもしれない。

でも、しばらくそこにいて、呼吸をととのえて、

まわりを見渡してみると、オランダには風車があり、

チューリップが咲き、レンブラントの絵画だってあることに気付くはず。

 

でも、まわりの人たちは、イタリアに行ったり来たりしています。

そして、そこで過ごす時間がどれだけ素晴らしいかを

自慢するかもしれないのです。

きっと、あなたはこの先ずっと

「私も、イタリアへ行くはずだった。そのつもりだったのに。」

と、いうのでしょう。

心の痛みは決して、決して、消えることはありません。
だって、失った夢はあまりに大きすぎるから。

でも、イタリアに行けなかったことをいつまでも嘆いていたら、

オランダならではの素晴らしさ、オランダにこそある愛しいものを、

心から楽しむことはないでしょう。

 

cocoLABO所長の私自身は障がい児を育てる親ではありませんので、

ここに書いてあるイタリアに行ったり来たりしている人なのかもしれません。

数年前にこの詩でいうところのオランダに行く機会があり、

逆に感動をいただいたのを今でも忘れられません。

オランダとかイタリアとか、そういう国境がなくなるように

行動していけるcocoeでありたいと強く願います。

 

皆さんはこの詩からどのようなことを感じましたか?

 

 

それでは、また次回に!

最後までお読み頂きありがとうございました。